vol.660-2025/05/29発行
熟し切って落ちた桑の実がアスファルトを黒く染める5月の終わり。
私は5年日記をつけているのですが、毎年日付が2~3日と変わらずに5月後半のページには「桑の実拾い」に行かなければ!と書いてあります。
桑の実ジャム製作中に書いたのか紫色に染みがついたページも(笑)。木は正確に時を刻んでいて驚きと感動を覚えます。
お庭に建てた小さな小屋
お庭にある「小さな小屋」。納戸というしっかりとした役目があるけれど、自分だけの基地みたいで大人でもなんだかワクワクする空間。
小さな家を建てるみたいに、しっかりと土台から作った小屋のご紹介です。
ブロックで基礎を作り、大引きをまわします。
2×4材で根太を。
ウッドデッキを作るように床板を貼ります。
壁を作っていきます。
この窓枠には・・・
英国アンティークのステンドグラスをはめ込みます。
こちらも弊社のアンティーク商材です。
壁に石を貼りました。
使用している石材は弊社のベージュストーンです。目地を押さえる前の状態。
目地を削った状態。
お施主様のご希望で扉をブルーに塗りました。
丁番や取っ手はアンティーク調の金物を取り付けて、
かわいい小屋の出来上がりです。
ベルギーレンガを敷きこんで使い勝手よく、土の跳ね返りを防ぎます。
物語に出てきそうな小屋がお庭にあったら毎日眺めたくなりますね。
時にはこんな可愛らしい小屋を作るお庭の工事もあります、というご紹介でした。
編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥
息子のロフトベッドが昨日、大工さんのお孫さんのお宅にもらわれていきました。
無垢のヒノキでできた木の香りのするベッドを捨てる気持ちになれず、かといって大型家具のベッドはリサイクルとして引き取りをしてもらえないので、なかなか手放す行動に踏み切れずにいました。
息子は幼い頃、このロフトベッドの下にカーテンをつけて基地みたいにして楽しんでいました。
優しい木肌と温もりで包みこみながら息子の成長を見守ってくれていたベッドは、今度は別のお子様のお役に立てることをきっと喜んでいるに違いないと思います。